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マラソンを始めて感じたこと

2017.07.25

きっかけは百日咳

2008年9月に秋風が吹き始めたころ、私は突然百日咳にかかりました。今でも、ほんとに百日咳だったかは疑わしいのですが、医者に行くとそう言われたのです。

薬は何も与えられず、医者は百日辛抱しろと言われました。素直に指示に従って百日間以上我慢しましたが、咳は治る気配が全くありません。家内に勧められて漸く、呼吸器科を受診しました。それまでは、内科にかかっていたのでした。呼吸器科を受診すると薬剤の入った噴霧器で吸入させられました。咳は、その日のうちに治まりました。百日間以上辛抱したのは何だったのか。今まで大病したこともなく、風邪で熱が39度以上出ても会社を休んだこともない私でしたが、健康維持について、初めて意識したのでした。それから半年くらいは、ウォーキングが日課となりました。会社まで徒歩10分程度でしたが、遠回りして30分以上歩きました。

週末は、ウォーキングからジョギングに替わっていきました。そのころ流行りのスロージョギングです。歩くより遅いスピードで進む感じで走り出すと、今までは、せいぜい3~5キロで足が止まっていたのが10キロぐらいは平気になって来ました。長く走れるようになると、次の目標が欲しくなります。丁度そのころ、地元でマラソン大会が始まることになっていました。静岡空港開港記念で大井川マラソンが開催されることになっていたのです。平坦な河川敷のコースで、制限時間7時間は、初心者には、ありがたいことでした。東京マラソンも申し込みました。(結局、東京マラソンはその年は抽選に当たらず走れませんでしたが、2012年と2015年に走っています)「3か月でマラソンを走る」的な本を買って、トレーニングを開始しました。大会は10月末でトレーニング開始は7月下旬。丁度3か月ありました。土、日は20キロ、平日も走れれば5キロ程度走りこんでいきました。9月に入ると、土日は、30キロになっていました。これが悪かったようです。オーバーペースなのでした。10月中旬、大会2週間前になって、練習中に足の甲が腫れて走れなくなりました。会社も1日休みました。一時は大会に出るのをあきらめかけましたが、足を労わって恐る恐る足ってみると何とか走れる!リタイヤ覚悟で出場しましたが、完走できました、いや完歩したと言うべきでしょうか、後半は大分歩きましたので。足を労わって走ることで、今までは途中で痛み出す膝なども、痛くなりませんでした。

マラソンから学んだこと

マラソンから学んだことの第一は、「がんばらないこと」でした。どんな根性のある人間でも42.195キロを根性だけで走りきることは無理です。それでもマラソンがプロ級のランナーは、スタートからゴールまで「がんばる」のかも知れませんが。しかし、私には無理でした。テレビで金メダリストの高橋尚子さんが、「35キロまでは頑張らないことがポイント」的なことを言っていたように記憶していますが、マラソンで成功するポイントは、「がんばらない」状況で、如何に早く走れるかではないかと私は感じました。

ビジネスの世界ではどうでしょうか。組織でチームを率いていた時、私は、「最低限のレベル」を上げることを意識して来ました。仕事の成果には、様々な出来栄えがあります。出来栄えをS、A、B、C、Dと5段階評価したときに、Sを出すのは能力の100%以上が必要になるでしょう。これに対し、CやDであれば、能力の30~50%ぐらいでしょうか。このCやDのレベルを上げることがポイントだと思うのです。マラソンだと「がんばらずに走れるスピードを上げること」になるでしょうか。マラソンでも練習を重ねていくとスピードは自分にとってはそれほど遅くなくても、体は休息しているような状態になることがあります。このレベルを上げていくトレーニングが重要だと思うのです。

最低レベルを上げていくには、短期的な鍛錬では駄目です。具体的には無意識のレベルでこなせる項目を増やすこと。そのためには、毎日、こつこつと目立たないルーティンをこなしていくこと。その無意識ルーティンこそが、飛躍的な記録・成果につながる道ではないでしょうか。

 

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