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銀行の効率営業について考える(2)

2017.07.18

業務効率化の流れの中で

銀行は、この30~40年で大きく変化して来ました。その過程で、営業体制も個人と法人などにマーケット別に編成され、それとともに営業面でも効率化が進んできました。法人部門は、融資と営業のワンマン体制が取られ、バランスの取れた業務スタイルになったように思います。その過程で、極端な営業スタイルも消えていったように思います。「社長に直談判するために、出社時に会社エントランスで待ち伏せする」とか、「社長の奥様にお子様の誕生日ケーキを送る」とか。以前は、営業マンによって、個性がかなり強く出ていました。今は、どうでしょうか?

確かに、この「効率的業務体制」の中で、創意工夫を求めるのは酷かも知れません。
その上、顧客も様々な情報ソースを持つようになり、銀行の持つ情報は陳腐なものになって来たようです。

しかし、以前は都市銀行だけで、13行もあったのです。それが、三分の一となり、一行あたりの市場シェアも大幅に高くなっているのです。その取引先情報を俯瞰して見たとき、守秘義務は堅守しつつ、世の中のトレンドを実態に基づき分析・整理することは、30年前に比べれば高いレベルで可能ではないでしょうか?それぞれの業界や各企業が抱える課題や改善すべき状況についても十分把握しており、客観的立場から有効な提案も出来るでしょうし、それを実現するための経営資源の提供や仲介も可能ではないかと思うのですが。投資銀行業務部門のみならず、それらの経営情報資源を活用し、銀行がもっともっと経済界の末端まで貢献して行くことは、できないものでしょうか。もちろん、そのような言わば「社会貢献活動」を、銀行自体の事業収益体制の基盤強化に結び付ける道筋がなかなか難しいのでしょうけれど。

転職動機について考える

転職を目指す皆さんも、銀行ばかりでなく、皆さんの所属する企業においても、個々の仕事上の課題に直面した際に、その対応の中で企業方針とのズレを感じて、新たな舞台を外部に求めている方もあるかもしれません。環境変化が激しい現代では、自らの仕事に向かう姿勢が真摯であればあるほど、そのような思いとのジレンマに苦悶することでしょう。そして、効率化や標準化の流れの中で、見落とされていくビジネスチャンスに気づくとき、無念の思いをもつこともあるのではないでしょうか。

しかし、ここで、冷静になって考えなければならないことがあります。自社に起こっている状況は、他社にも多かれ少なかれ発生しているということです。従って、上記のような不満や方針の相違は、転職後も付きまとう可能性があります。まずは、現在の勤務先で課題解決に十分に取り組んだうえで、冷静に状況を見極める目も必要となります。その上で、他社に移ることを検討しても遅くはないでしょうし、その課題対応経験が、他社にも評価されるポイントとなることでしょう。

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