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芸術と科学について(1)

2017.07.28

芸術とは:映画「エレファントマン」から

今回は、少し難しいテーマです。皆さんに、上手く伝えることができるか少し不安もありますが、トライしたいと思います。

随分と昔の映画ですが、「エレファントマン」をご存知でしょうか?エレファントマンとは、見世物小屋での彼の呼び名です。この映画では、体中に腫瘍があり、特に頭が肥大して象の様だとして命名され、見世物として出されていた人物が、描かれています。映画作品としての評価は少し分かれるところがあった様ですが、私が感動したのは彼が聖書の詩篇を暗唱する場面です。病院に収容・保護されて、それまで重度の知的障害者と思われていた彼が、その内面に高い知性と精神を有するところを示す場面です。この場面を見るたびに、私は今でも鳥肌が立ち、感動が全身を駆け巡ります。残念ながら、映画は、全編を通して見ると、その場面のトーンを維持できず、残念な出来のように思います。

この映画から私が受け取ったメッセージは、「人間の内面に隠されているエンジェルの存在」です。「生きていることが非常な苦しみ」という状況で、「高い精神性を損なわないエレファントマン」に感涙せずにはいられませんでした。それからは、特に身体的に不自由な状況にある方々の中には、高い霊的生命が宿っているという強い印象を持つようになりました。

その後、ドキュメンタリー番組として、「蘇るエレファントマン」として、モデルとなったジョセフの骨格標本に基づいた復元映像の番組があったようですが、私は見ていません。エレファントマンの物理的・医学的な分析には興味はないからです。「芸術性」とは、そのような目に見えるものの奥から、感じとる「目に見えぬ、直接表現しえぬ」ものだと思います。即ち、「芸術とは、五感に直接働きかけるものを駆使して、その奥にある認識が困難なものを表現しようとする試み」と言えるではないでしょうか。

やはり、上手く伝えることができませんでした、すみません。(次回は科学についてです。)

 

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