転職コラム・口コミ

HOME > 転職コラム・口コミ > コラム > 人生100年時代をどう生きるか

人生100年時代をどう生きるか

2017.08.13

ライフシフト 100年時代の人生戦略

最近読まれている本で「ライフシフト」をご存じだろうか?長寿化の進行により人生100年時代が到来し、「教育→仕事→引退」という3ステージの生き方に対し、新しいステージ「マルチステージ」が出現するという。また、古い3ステージの枠組みで言うなら、仕事引退年齢は、60歳から80歳になるという。私は、今60歳だが、あと20年働くことになる。「寿命が延びるとは、老いて生きる期間が長くなることではなく、若々しく生きる期間が長くなる」のだという。今まではマネープランとして、少子高齢化問題として捉えていた仕事引退年齢だが、経済的問題としてではなく、もっと大きな枠組みから考え直さなければならない。私はそのように理解した。1度、サーと呼んだだけではとても咀嚼しきれない内容だ。

生涯働き、余暇も楽しみつつ次の仕事の準備をする。経済成長の鈍化により、企業の組織拡大が止まり、年功序列や終身雇用が崩壊して来たわけだが、80歳まで働くとなると今までのような企業に帰属して仕事を続けることがいつまでできるのだろうか?今までは、私たちは、所属企業中心で過ごすがゆえに転職やそのための転職活動はかなりの労力を要したが、これからは、そのようなハードルは低くなるのかもしれない。ひとりひとりが、事業主のように、もっと主体的に働き、活動しなければならないだろう。私のような、どちらかというと束縛を嫌う人間には「待ってました」という時代である。老後資金をためて、老後の余暇を楽しむなど、もともとするつもりはなかった。

多くの企業は55歳ぐらいに役職定年を定めている。65歳への定年延長や再雇用によって、特に大企業では、元部下が上司となり、企業の人事部や人材開発室などが、55歳以上の働く方々に対して、新たなやりがいや生きがいを見つけることをセカンドキャリアセミナーなどを通して促しては来たが、そんなレベルで解決できるものではない。これからは年齢によるポスト配置は全廃しなければならない時代が到来するだろう。

少子高齢化により、年金制度が深刻な問題になって来ていたが、仕事から引退しないのだから、年金そのものの必要性が薄れる時代になるとも言える。一方で、健康維持や健康格差が大きな問題になるだろう。私は死ぬまで仕事を続けるつもりなので起業したが、全ての方々が、80歳まで仕事を続けることが出来るだろうか?ヘルスケアについては、肉体的な健康だけでなく、精神的な面も重要な課題となるだろう。人材関連のサービスも、転職支援・採用支援中心から、キャリアププランのアドバイスや仕事上のスキル再教育、仕事のネットワークつくりにと多様化していくことだろう。ひょっとすると、産業革命以来発展して来た資本主義が力を失い、もっと多様性を持った組織ネットワークが、社会の中核を担う時代になるのかもしれない。思考の柔軟性を失うことなく、取り組んでいきたいと思う。

TOP